こんにちは、大阪でStudy Hacksという塾を経営しています、迫先生です!
突然ですが皆さん、学校以外ではどれくらいの時間勉強しているでしょうか?
塾に行っている人なら塾で2時間くらい勉強しているかもしれませんし、家で学校の宿題を1時間やったりすることもありますよね。
ただ、期末テストや高校受験を控えている人なら1日にもっと勉強しているかもしれません。
じゃあその勉強時間ってどれくらいでしょうか?
今回僕が言いたいのは「闇雲に勉強時間だけ増やしてもあまり意味がないよ!」ということ。
では中学生にとって適切な勉強時間ってどれくらいなんでしょうか。
勉強時間「だけ」を増やしても意味がない3つの理由
例えば、テストや受験を控えていたらたくさん勉強しないと不安になってしまうことってありますよね。
一日に9時間くらい勉強したり、もしかしたら睡眠時間を削ってでも勉強することがあるかもしれません。
しかし、実は勉強時間を増やすのって良いことばかりじゃないんです。
理由1:効率が悪くなる可能性がある
例えば長時間勉強していて、なんだか途中で集中力が切れてきた、みたいな経験はないでしょうか?
他にも途中で眠くなって気づいたら机で寝ていたり。。
途中で寝てしまったら意味がないことは誰でも分かりますが、集中力がないのに無理やり勉強してしまうことも同じくらい良くないことなんです。
そもそも学校の授業時間が50分ないしは60分なのはどうしてか分かりますか?
これは人間が集中力を保ち続けられる時間が50分から60分だからなんです。
つまり、これ以上の時間は集中力を保てずに勉強の効率が落ちてしまうということなんですね。
これは家や塾でやる勉強も同じ。
長時間勉強し続けているとどうしても途中で集中力が落ちてきて、同時に勉強効率も落ちてしまいます。
これではせっかく勉強していてもあまり意味が無いんですね。
だから、1時間でもいいからしっかりと集中できる時間内で勉強することが大切なんです。
理由2:睡眠時間を削ってしまっては勉強効果がマイナスに
よく試験前などに睡眠時間を削ってでも勉強時間を増やす人がいますが、これは逆効果なので今すぐ止めましょう。
眠いのにそれを我慢して勉強していても勉強内容は頭に入ってきませんし、せっかく勉強したことも記憶として定着しません。
せっかく勉強したのに睡眠不足のせいでその内容を忘れてしまうってとてももったいないことだと思いませんか?
しかも、睡眠時間を削った翌日は当然眠たいので、学校や塾の授業中に眠くなってしまう。
当然授業内容も頭に入ってきません。
これでは睡眠時間を削って勉強しても本末転倒ですよね。
勉強した内容をしっかりと身につけるために必要不可欠なのは十分な睡眠なんです。
睡眠をおろそかにする人はいくら勉強しても成績は伸びません。
それよりも短時間に集中して勉強した方が圧倒的に勉強効率が良く、成績も伸びてくるはずです。
理由3:総時間よりも内容を重視!
周りの友達と話していて「昨日8時間勉強したよ!」って話を聞くと焦っちゃうことってないですか?
例えば自分は昨日5時間しか勉強していないのに友だちは3時間も多く勉強している。。って思ってしまいますよね。
でもそこで焦る必要は全くないんです。
先ほども言いましたが勉強時間は「ただ」増やせばいいというものではありません。
それよりも「勉強がどこからどこまで進んだ!」ということの方が大事。
例えば数学の問題集が10ページ進んだとか、英単語を50個覚えたとか。
こうやってどれくらい勉強が進んだか考えるとなんだか達成感を感じられますよね。
この達成感が勉強にはとても大事なんです。
達成感は勉強のモチベーションに繋がるし、勉強時間が増えたから感じられるものでもありません。
しっかりと質のいい勉強が出来たから感じられるんです。
だから勉強時間だけにこだわるのはダメ。
友だちと勉強時間を比較するんじゃなくて、達成感のある勉強ができたかを意識してくださいね。
まとめ
中学生にとって適切な勉強時間は2~3時間と言われています。
それよりも多く勉強することが悪いこととは言いませんが、先ほども言ったように勉強時間だけを増やしても決して勉強効率は上がらないし、デメリットもあります。
今なんとなく長時間勉強してしまっている人は、ちょっと勉強のスタイルを変えてみて2~3時間という短時間集中して勉強してみてください。
きっと今までよりも達成感を持って勉強を進めることができるし、成績も良くなってくると思いますよ!