【数学勉強法】なるべく暗記をしたくない人に向けた数学の勉強方法4ステップ

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こんにちは!大阪でStudy Hacksという塾を経営している迫先生です!

皆さん数学はどのような方法で勉強しているでしょうか?

  • なんとなく公式を暗記する?
  • 問題の解法パターンを覚える?

このように勉強している方も多いんじゃないでしょうか。

確かにこれでも問題は解けるのですが、高校の数学となると出てくる公式もたくさんありますし、公式を暗記しても忘れてしまうことって多いんですよね。

定期試験にはなんとか対応できても範囲の広い模試になると内容を忘れていて解けないなんてこともあるよね、、

こんなことにならないためにもできれば公式はなるべく暗記せずに勉強していきたい。

今回はなるべく暗記したくない人に向けた数学の勉強方法を解説していきます!

圧倒的効率的な数学の勉強法4ステップ

これは僕の実体験に基づいた勉強方法でもあるのですが、公式を暗記しない数学の勉強方法として以下の4つのステップを踏んでいます。

  1. 公式の意味やグラフを理解する
  2. 公式やグラフの意味を説明してみる
  3. 教科書の例題・類題の理解
  4. 問題集の反復演習

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いきなり公式を覚えて問題を解き始めるといったことをする学生もいるんですが、それだと応用問題になった時に歯が立たなくなります。

なぜなら、基本的な問題は公式を当てはめるだけでも解けますが、応用問題は公式や内容を理解したうえで解く問題が多いからです。

まずは公式やグラフを理解することに時間をかけて、そのあとに教科書の例題や問題集を解いていくことであまり暗記しなくても自然に公式が身につくという状態が作れるんですね。

では各ステップについて具体的に見ていきましょう!

数学の勉強方法ステップ1. 公式の意味やグラフを理解する

教科書に公式が出てきたら、まずはそれがどういう意味なのかを考えるクセをつけましょう。

例えば高校数学の初めでこのような乗算公式を習いますよね。

$$(a+b)(a-b)=a^2-b^2$$

普通の先生だったら「これは重要な公式だから覚えましょう!」と言うわけです。

でも少し視点を変えてこの公式をこのように理解することもできるんです。

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こうやって図に置き換えて考えてみると、ただ単に公式を丸暗記するよりも理解が深まるし、図とセットで覚えられるので記憶にも定着しやすいんです。

「図と一緒だったら覚えること増えるじゃん?」って思うかもしれないですが、人間ってただの文字情報よりも画像や写真のほうが格段に記憶に残りやすい脳の構造になっているので、この覚え方は非常に有効ということなんですね。

今回の例は簡単な公式なので暗記でも問題ないかもしれませんが、内容が難しくなればなるほど内容理解が重要になってきます。

Point

暗記ではなく理解することで暗記する量は減りますし、理解が深まれば応用的な問題にも対応できる力が付いてきます。

数学の勉強方法ステップ2. 公式やグラフの意味を説明してみる

公式やグラフの意味を理解することができたら、その内容を友だちに説明してみましょう。

一度インプットした情報は言葉としてアウトプットすることで記憶に残りやすくなるんですね。

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友だちに説明してあげれば、友だちにとっては新しい考え方になって感謝されるし、自分はより理解が深まって忘れにくくなるので一石二鳥。(数学の成績も上がれば一石三鳥?)

特に定期試験のときはみんな勉強意識が高まるので友だちに説明してあげれば喜ばれるかもしれませんね。

僕は学校が終わった後にみんなで勉強会を開いてその時に実践してました!

数学の勉強方法ステップ3. 教科書の例題・類題の理解

ここまでくればやっと問題を解き始めましょう。

今までのステップで理解してきた公式を駆使してまずは教科書の例題や類題を解いてみます。

実際に問題を解くことで公式やグラフの使い方を理解していくということですね。

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ここまでくればかなり理解は進んでいるはず。

余裕がある人は解いた問題を友だちにも説明してみて、自分がきちんと理解できているか確認するとより勉強になりますよ!

数学の勉強方法ステップ4. 問題集の反復演習

さて、ここまでくれば最後のステップです。

教科書に載っている問題数はそれほど多くないので、問題集を使ってさらに問題を解いて記憶の定着を図ります。

ここまでくれば公式を暗記するという意識はほとんど無く、「気づいたら公式が頭に入っていた」という状態が作れているはず。

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少し余裕のある人は入試の問題など、難しい問題に挑戦して理解度を確かめてみても良いと思います。

公式を覚えていることが前提になってくる難しい問題に挑戦することで「公式は覚えていて当然」という意識になってくるので、求められる理解度の基準が上がって自然と自分の勉強のレベルが上がるのでおすすめです。

まとめ: 深いところまで理解するから復習が楽

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4つのステップを踏むというのは少し時間のかかる勉強法ではありますが、一度丁寧に勉強をしておけばかなり記憶に定着するので、後で復習をするときに圧倒的に楽なんですね。

また、理解することを意識した勉強って暗記する量が圧倒的に減るので結果的に楽なんです。

将来楽をするためと言ったら少し語弊があるかもしれませんが、将来の自分を助けてあげるためにも今のうちに深い理解を意識した今回の勉強法を実践して学んでいきましょう!

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