こんにちは!大阪でStudy Hacksという塾を経営している迫先生です!
高校受験対策の最後の詰めとして大切になってくるのが過去問。
過去問は志望校の過去の入試問題をまとめた問題集ですが、過去問をやる必要があるのか疑問に思っている人も多いはず。
しかし結論から言えば過去問は絶対に解いておくべきなんです。
今回は過去問を解くメリットを解説するとともに、過去問を解くときの注意点なども分かりやすくまとめていくので、これから高校受験を控えている人は参考にしてくださいね!
- 過去問を解く3つのメリット
- 過去問を解くときは制限時間に気を付けよう
- 過去問を始めるのは中学の学習が9割終わった時がベスト
- 第一志望の過去問は5年分はやろう
- まとめ:過去問を使ってそれぞれの高校の傾向を掴もう
過去問を解く3つのメリット
過去問は絶対に解いた方がいいと言いましたが、それはこのようなメリットがあるからなんです。
- 合格に必要な課題を明確にできる
- 志望校の入試傾向が分かって対策できる
- 試験当日を想定した試験対策ができる
過去問とは文字通り志望校の過去の入試問題のこと。
つまり、入試傾向や問題の難易度などを過去問から知ることができるということです。
例えば過去問を解いてみて、解けない問題が出てきたら「自分はこの分野が苦手なんだな」ということが理解できますよね。
他にも、過去問を解いていて「全体的に基礎的な問題が多い」「たまに極端に難しい問題が出てくる」などの傾向も見えてきます。
これらのことが試験の事前に分かっていれば、それを踏まえて試験の対策ができるし、試験当日のシミュレーションにもなりますよね。
また、過去問を解いておくと志望校の問題レベルを把握できるので、当日あまり緊張せずに挑めるというのも大きなメリットと言えます。
いずれにしろ、これだけ多くのメリットがある過去問は解いておいて損はないということなんです。
過去問を解くときは制限時間に気を付けよう
メリットがたくさんある過去問ですが、解くときにいくつか注意点があります。
まず、制限時間をしっかりと守るということ。
試験では当然試験時間というものがありますよね。
50分や60分など志望校によって違いはあると思いますが、過去問を解くときはこの試験時間をしっかりと守ってほしいんです。
なぜなら試験時間内にしっかり解き切るという練習をしたいから。
例えば試験時間が60分なのに、120分かけて問題を解いていては本番時間が足らなくて対応できないですよね。
素早く問題を解いたり、分からない問題は飛ばしたり、そういったことを含めて時間内に解き切る練習をするためにも制限時間はしっかりと守りましょう。
過去問を始めるのは中学の学習が9割終わった時がベスト
次の注意点として過去問は中学の学習が9割終わった段階でやり始めるのがベストだということ。
中学の勉強が全部終わった段階で解くのがベストだと思われがちですが、それでは遅すぎます。
逆に過去問に着手するのが早すぎると、それはそれで勉強が追い付いていないので全然解けないし、解けなくて焦るだけなので意味が無いんです。
だからベストは9割。
過去問を解き始める季節としてはだいたい3年生の9月から10月くらいが理想ですね。
逆算すると、9月か10月までには中学の勉強をある程度終わらせておく必要があります。
第一志望の過去問は5年分はやろう
過去問は志望校別に書店で売っているんですが、だいたい5年分載っていることが多いです。
第一志望の高校については、その5年分を出来れば全部やっておくと安心ですね。
やはりたくさんやればやるだけ問題に慣れることができて、時間配分などの感覚が掴めてきます。
ここで手を抜いて1年分しかやらないと問題に十分慣れることができないので、本番でも十分力を出すことができません。
また、併願する高校についても1~2年分は解いておきたいところ。
志望校よりもレベルが低い高校だからといって気を抜いていると本番で痛い目に遭うこともあるので、最低限の準備として過去問も解いておきたいですね。
併願も志望校と傾向が似ていると感じたら3~4年分くらい解くのも効果的です!
まとめ:過去問を使ってそれぞれの高校の傾向を掴もう
よく、過去問を解いてひどい結果が出ると嫌だから解かないという人があるんですが、それは間違い。
過去問が本番の点数を決めるわけではないし、過去問が悪い点数だからといって本番も悪い点数になると考える必要はないんです。
過去問はあくまでも教材。
過去問でいい点数が取れれば自信になるし、悪い点数が出れば本番前に自分の弱い部分が知れるので対策も立てられる。
志望校合格のために、しっかりと過去問にも取り組んでいきましょう!