こんにちは!大阪でStudy Hacksという塾を経営している迫先生です。
国語の長文問題を苦手としている学生は多いですよね。
特に理系の学生だと国語にコンプレックスを持っている人は多くいて、何とかしたいと思っている人もいると思います。
ただ、国語が得意な人に国語の勉強法を聞いても参考になるアドバイスが返ってこないことが厄介で、「国語なんて勉強したことない!」という人も多いんです。
「じゃあ国語が苦手な人達はどうしたらいいの!?」ってなりますよね。
しかし、そこで諦める必要は全くありません。
今回は、国語が苦手な人に向けた長文読解のコツ、正解率を上げるコツについて紹介していきます。
長文読解で失敗してしまう!正答率を上げるためのコツ
国語の長文読解を苦手としている学生の悩みとして、このようなものが多いんですよね。
- 何を言いたいのかわからない
- 主人公や筆者の気持ちが読み解けない
- 文章が長すぎて時間内に読みきれない
長文読解には配点の高い問題も多数ある中で少しでも正答率を上げるためにできることには何があるんでしょうか?
僕はこの3つだと思っています。
- 文章に慣れる
- 写経をしてみる
- 文章をブロックで読む
では、1つずつ解説していきますね。
①まずは文章に慣れること
そもそも、長文読解が出来るようになるためには、文章を読むことに慣れるということが大前提としてあります。
日頃からあまり本を読まない人には耳が痛い話かもしれませんが、これは事実として受け止めましょう。
文章に慣れるためにはとにかく何でもいいから本を読んでみてください。
活字が望ましいですが、本が嫌いな人はマンガでもいいし、自分の好きなスポーツに関する雑誌や小説などでも構いません。
とにかく自分が少しでも読んでみたいと思った本を読んでみること。
もし好きな分野に関する本を読んでみて、「本って面白い!」と思えたらこっちのもの。
あとは自然と読書習慣が付いていきます。
無理して難しそうな本を選んで読書がさらに嫌いになってしまうという事態だけは避けるようにしましょう。
読書が嫌いなら嫌いという事実を受け止め、その中で少しでも興味の持てる本を選んで読んでみてくださいね。
②文章読解力を上げる「写経」のすすめ
これは少し手間のかかる方法かもしれませんが、文章をそのまま書き写す、いわゆる「写経」をするのも読解力を上げる1つの方法です。
例えば、新聞の天声人語など、限られた文字数で起承転結がまとめられた文章を実際に書き写してみると、文章の構成や話の流れがよくわかります。
文章のリズムが身につき、何を意図しているのか、最終的に何を伝えたいのかがわかるようになってきます。
また、新聞だけでなく模試や過去問に出題されている現代文を書き写してみるのもいいですね。
わざわざ書き写すという方法は面倒に感じるかもしれませんが、読解力を上げる有効な手段でもあるので試してみてください。
③長い文章はブロックでまとめて
これは文章を読むときの方法に関するアドバイスになりますが、文章はブロックごとに読むようにすると話の流れが分かりやすくなります。
たまに、与えられた文章をすべて読んでから問題を解き始める人がいるんですが、これだと話の流れが分かりにくくなったり、始めの方で書かれていたことを忘れてしまったりして結局もう一度読み直すことになってしまうんですね。
それでは効率が悪いし、時間がかかってしまいます。
しかし、まとまりで区切って読んでいき、まとまりごとに意味を整理していくという方法だと階段を1歩ずつ上るように文章を理解していけるので頭の中が整理されるんです。
ブロックの分け方としては段落で分けると良いと思います。
段落が分かれている部分は話に区切りがついていることが多いですからね。
まとめ:文章の基礎力を固める訓練は「ながら」が吉
- 文章に慣れるために読む
- 写経をする
- 長文はブロックごとに
これらの訓練は日常生活のなかで「ながら」にしてしまうと効率的です。
例えば通学中の電車の中で本を読んでみたり、ブロックごとに文章を読む練習をしてみたり。
写経は通学中は難しいかもしれませんが、国語の勉強中に少し取り入れてみましょう。
文章読解力は付いたかどうかを実感として感じにくいかもしれませんが、日々の積み重ねによって確実に身についていく力です。
国語が苦手な人も決して諦めず、まず自分の出来る努力から始めてみましょう!