【青チャートの使い方】絶対に青チャートで挫折しないための勉強方法3STEP!

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受験数学の参考書の定番と言えば青チャートですよね。


多くの学生が使っている参考書だと思いますが、たまにこんな学生を見かけます。

時間が足りなくて青チャートが終えられません。。

まだ青チャートは終わっていないけど、今は他の参考書をやってみています。


いやいや、ちょっと待って。

参考書を最後まで終えることができないということが成績を伸ばす勉強法からかなり遠ざかっていることをお気づきでしょうか?


青チャートで挫折してしまった人には耳が痛い話かもしれませんが、事実でもあります。

ではどうして最後まで終えないことがダメなのでしょうか?

青チャートに限らず参考書の浮気は失敗する

よく何冊もの参考書に手を出して、結局どれも中途半端になってしまう人がいるんですが、これは勉強量が結果に繋がらない勉強法になってしまっています。

つまり、頑張ったのに成績が全然上がらない。という状況に陥ってしまうのです。

なぜ参考書で勉強しているのかと言えば知識の定着度合いを確認するため、今まで解けなかった問題を解けるようにするためです。


しかし、途中で別の参考書に移ってしまうということはこれから取り組むはずの解けない問題をそのままにしてしまうということですよね。

解けない問題を解けないままにして放置していては成長しませんし成績も上がりません。

大事なのは、解けなかった問題を見つけてそれを解けるようにすることなのです。

もちろん1冊きちんとやり抜いたら、2冊目の参考書に取り組んでも構いませんよ。


とにかく、青チャートにしても他の参考書にしても解きっぱなしにせず、自力で解けるようにする事。

これが成績を伸ばす上で最も重要です。

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なぜ青チャートを最後まで終えられないのか?

では、どうして1つの問題集を最後まで終えることができないのでしょうか?

それは完璧を追い求めすぎているからなんですね。


青チャートには基本的な問題から難問まで様々な数学の問題が掲載されていますが、

  • 1回目から、すべての問題をすべて自分の力で解こうとしていないでしょうか?
  • 分からない問題に挫折してしまっていないでしょうか?

これはあまり効果的な方法とは言えません。

重要なのは完璧よりも"スピード"です。


解けない問題にこだわりすぎず、まずはサクッとスピーディーに最後まで終えることを意識すること。

最終的にできるようになればいいわけですから、1回目の正答率は正直どうでもいいのです。

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今回私が紹介する青チャートの取り組み方は1回ですべて理解しようとするのではなく、スピード感を重視し、複数周することを意識した方法です。

1周も出来ないのに複数周するなんて本当にできるの?と思うかもしれませんが、初めから完璧を追い求める方法ではないため、意外と最後まで取り組みやすいのが今回紹介する方法です!

では具体的にどのように青チャートに取り組んでいけばいいのかを次に見ていきましょう。

青チャートの使い方STEP.1 答えを書きながら理解

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まずは1周目。

出来る問題はいいとして、出来ない問題は出来ないからといって落ち込む必要はありません。

出来ない問題は答えを見ながら書いて理解していきましょう。


仮に理解できないとしてもどんどん先に進んでいきます。

1回ですべてを理解するのは不可能ですからね。

それよりも何回も取り組んで定着させていったほうが記憶に残ります。

www.study-hacks.net

ポイントは出来ない問題に時間を取られすぎないこと。

いくら出来ない問題と向き合っていても出来るようにはならないですし、時間も無駄にしてしまいます。

出来ないことを最終的に出来るようにする。勉強とはたったそれだけのシンプルなことなのです。

青チャートの使い方STEP.2 見るだけ復習の徹底

STEP1で出来ない問題を軽く理解したら、次は何回も答えを見て復習すること。

繰り返し問題の解法を見ることで理解が進み、だんだん解けるようになってくるはずです。

目安としては5~7回くらい取り組みたいですね。

分からない問題を解くのではなく、答えを見て解法に対する理解を深めるということだね!

そして「もう自分で解けるかな?」と思ったらSTEP3に進みます。


ここでのポイントは1問あたりにあまり時間をかけすぎないこと。

あくまでも見るだけの復習なので、1問あたり1分くらいで十分です。

長くでも3分くらいを目途にしましょう。

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青チャートの使い方STEP.3 実際に自分で解いてみる

何回も復習したら、本当に定着しているか実際に解いてみましょう。

そして解けなかった問題にはチェックを付けて、また後日解いてみます。

そして全てのチェックがなくなったらその参考書はクリア!

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何度も言いますが、解けない問題があることがダメなんじゃなくて、その問題を解けるようにすることが大事なんです。

出来ないことを出来るようになることが成長であり、成績を上げることに繋がりますからね。

今回紹介した方法であれば、青チャートをやる1周目からどっしり構えてやるのではなく、スピード感を持ってサクッと進めることが出来るようになると思います。

まとめ : 完璧主義を捨ててスピードを徹底

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よく「難しい問題は粘り強く取り組んで考える力を養おう!」みたいな勉強法を聞きます。

しかし、"出来ない問題をいかに効率よく出来るようにするか"という観点で考えればじっくり考える勉強法は間違いだと言わざるを得ないんですね。


考えて問題を解くという行為は今まで学んできた知識を組み合わせていくことです。

決して何もないところから何かを生み出すということではないんですね。


参考書を解くときも同じです。

分からない問題もまずは答えを見て理解して、問題の解法や考え方を取り込んでいく。

そして徐々に出来る問題を増やしていくんですね。

今回紹介した効率的な参考書への取り組み方を実践して、まずは1冊参考書をやり切るということを意識して勉強していきましょう!

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